工場勤務はきついのか? メリット・向いてる人の特徴は?

仕事
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・就職・転職で工場勤務を候補としている方
・もしくはこれから工場で働くことが決まっており、やっていけるか不安な方

この記事を読んでいる方は、このどちらかではないでしょうか?

当たり前ですが、工場は製品を作るための場なので、製品を作ることが仕事です。製造部などと言われることが多いのではないでしょうか。

メーカーであれば、自社工場があり、工場勤務の従業員割合が圧倒的に高いことも珍しくないでしょう。僕も以前、工場勤務をしていた時期がありました。

・工場勤務ってやっぱりきつい?
・工場勤務のメリットはある?
・どんな人が向いているの?

このような疑問に答えます。

本記事の内容

✔ 工場勤務のきついところ
✔ 工場勤務のメリット
✔ 工場勤務に向いてる人・向いてない人
✔ 交代勤務が嫌なら

あくまで筆者の経験と周囲の様子をみていた上での独断ですので、工場によって当てはまらないこともあるかもしれません。その点はご了承ください。

工場勤務のきついところ

傾向として体力勝負の職場であることは間違いないです。

参考情報として、僕が勤務していたのは食品工場です。繁忙期は24時間休日なしで稼働、閑散期は16時間ほど稼働の交代勤務でした。

不規則な勤務体系

工場勤務と聞いて、一番に思い浮かぶ点ではないでしょうか

シフト勤務、夜勤、早出などの交代勤務がある場合、生活は不規則になります。24時間365日稼働に近い工場ほど、シフト制や夜勤をする可能性は高くなります。

定時勤務ができる職場でない以上、不規則な生活になることは避けられません。日によって勤務時間が異なるというのは想像以上に厳しいものです。

労働環境が厳しい

扱う製品によりますが、夏は暑く、冬は寒いというケースが多いです。オフィス勤務のように空調の効いた空間での仕事ではないため、労働環境は厳しいです。

とくに製造工程で火を使う工程の担当だと、夏でも炎の近くで働くため、熱中症などの危険性もあります。(その分会社によっては、手当てで給料の上乗せがされている場合があります。)

力仕事

1日中立ちっぱなし、重いものを扱うなど、体力勝負な面があります。女性であれば重いものを持つことはないかもしれませんが、男性は容赦なく重いものを扱う工程の担当になるかもしれません。

力仕事ばかりは物理的(肉体的?)に合う合わないが存在するように思います。頭を使って工夫する余地があるわけではなく、人によっては、頑張りでどうにかできる問題ではなく、無理なものは無理という事態になります。

※もちろん工場勤務とはいえ、力の強い弱い関係なくできる仕事もたくさんあります

20㎏以上の原料を一日中持ち運びし、手を痛めた経験があります。

幸い、担当を変えてもらえましたが、、、

その時の経験はこちらの記事に書いています。

単純作業になりやすい

はじめは覚えることが多いかもしれませんが、慣れてくると単純作業に感じることが多いです。何時間も同じ作業の繰り返しであることも珍しくありません。

多職種に比べと変化があまりないです。日々同じことの繰り返しで、「新製品を作り出すタイミングにならないと新しいことがない」なんてこともあります。

単純作業=何も考えずに作業してて大丈夫」ではありません。
不良品やトラブル発生時に、変化にいちはやく気づく注意力は必要です。

工場勤務のメリット

給料が高くなりやすい

工場勤務の場合、交代勤務があったり、空調の効いていない空間で働いていたりします。それらに対しての手当てがつくことがあります。

また、早出や夜勤では割り増し賃金等も発生し、給料が高くなる傾向があります

【例)
・夏手当(火を扱う現場であったため、夏の間のみつく手当て)
・早朝手当(出勤時間に合わせ、1日当たり〇円の様につく手当)

このような手当てがつきました。月の収入が数万変わってくるので、無視できない金額になります。

未経験でも採用されやすい

中途の場合、未経験でも採用されることは多いです。僕が働いている間に、工場に中途で入った人は全員未経験でした。

もちろん経験者の方が採用されやすいと思いますが、扱う製品が違えば、製造工程や扱う機械なども異り、一から覚えることがです。(同業他社の工場に転職する場合は、この限りではないです。)

経験がなくとも覚えられることが多いので、未経験でも採用されやすいのだと思います。

多くの人と関わる必要はない

基本的に自分の持ち場が決まっているので、関わる人は固定されていることがほとんどです。社外の人と関わることも少ないので、多くの人と関わる必要はありません

ただ注意して欲しい点があります。

「コミュニケーション不要」ではなく、「多くの人と関わることはない」です。

”工場勤務はコミュニケーションとらなくても大丈夫” のような声を聞いたことがある人はいませんか?

それは正しありません。工場勤務であろうと、コミュニケーションは必要です。製造現場ではトラブルが起こることも多々あり、一人で働けるわけではありません。

周囲の人との連携は欠かせませんし、報連相などは工場でも必須です。現場責任者になっていけば、他部署や社外とのやり取りは増えてきます。

現場経験は他部署で役立つ

工場勤務の経験があれば、製品が作られる過程を体験として知ることができます。座学で工程をまなんだとしても、実体験には勝りません。

いつか他部署へ異動したとき、工場での経験は役に立つこと間違いなしです。そのため、新卒の場合、入社後は研修として工場勤務(製造現場)をしばらく経験することがよくあります。

商品開発をする際、知識で知っているだけと、実際に経験があるのとではかなり違います

平日休みが含まれる

シフト勤務の場合、休みは固定ではありません。平日休みの日も含まれるため、平日にしか行けない所も行けるようになります。

一般的な定時時間(よくあるのは9~18時とかですね)以外の時間に働いているため、この時間は逆に自由にできます。

もちろん休息にあてないと厳しいこともあるかもしれませんが、人によってメリットかもしれませんね。

工場勤務に向いてる人・向いていない人

工場勤務は合う・合わないがとくにはっきり分かれます勤務体系など、自分の工夫や頑張りでどうにかできない点が多いからです。

工場勤務に向いてる人

・体力に自信がある人
・繰り返し作業が得意な人
・細かな変化を見逃さない人
・黙々と仕事したい人

工場勤務に向いていない人

・不規則な勤務(交代勤務)が受け入れられない人
・力仕事や立ちっぱなしが苦手な人
・人と関わりたい人
・想像力を使って仕事をしたい人

あくまで傾向の話ですので、工場勤務を考えている方は、自分には向いていそうかしっかり見極めてくださいね。

僕は不規則な勤務と、力仕事が合わず、工場勤務は無理だと感じてしまいました。

ちなみに、工場内には女性もいます。男性の方が圧倒的に多いですが、女性の場合、比較的力の必要ない部門に配属されることも多いので、女性だから働きにくい職場とは限りません。

交代勤務が嫌なときは?

人によって感覚や重視するものは違います。メリットで挙げた点がデメリットの人もいれば、その逆もあるでしょう。ただ、工場での仕事をする場合、「交代勤務ができるか」が一つのポイントになると思います。できるのであれば問題はありません。

他はいいのだけれど、交代勤務のみ引っかかるな

という方はいないでしょうか? その場合、候補は減りますが、交代勤務のない求人を選ぶことで解決できます。

工場勤務は交代勤務であることが多いですが、すべての職場が交代勤務とは限りません。担当部門によって、勤務時間が違うこともあるでしょう。繁忙期のみ交代勤務、閑散期は定時勤務の工場もあります。

24時間365働でない工場ほど、長期休暇の取得や定時勤務ができる可能性は高まります。
また、製品(業種)も重要です。食品など賞味期限のあるものは、工場を止めるのが難しく、24時間稼働ということも良くあります。

働こうとしている工場の勤務体系を事前に把握しておくことで、交代勤務のない工場で働くことも可能です。
僕も交代勤務のない工場で働いていたらすぐに嫌にならなかったかも、、?

前項でも述べましたが、工場勤務は合う・合わないがとくにはっきり分かれる職種だと思います。勤務体系など、自分の工夫や頑張りでどうにかできない点が多いからです。

この記事が「こんなはずではなかった」とならないための、何か役にたつことができていたのなら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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