【無理は厳禁】男性だって力仕事がきついことはある!

仕事
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社会にはロボットの助けがあったとしても、人が行っている力仕事はたくさんあります。

とくに工場勤務など、製造現場では力仕事が多いように感じます。自らの意志で力仕事をしている方もいれば、希望していないが力仕事の担当になってしまった方もいるでしょう。

後者であれば、そもそも力が強いわけでもなく、力仕事そのものがきついと感じてはいませんか?
僕もその一人でした。痩せ型で恥ずかしながら男性の割には非力な方でしょう。男性だって力仕事が向いてない人は多くいるはずです。

この記事でいうきついとは、「体力的にきついではなく、自分の力を超える負荷がかかりきつい状態」を指しています。自分が持てる重さ以上のものを持つ必要がある場合などです。

力仕事がきついと感じているあなたに、伝えたいことがあります。

僕自身が男なので、タイトルに「男性」と入れていますが、女性も含め、”すべての力仕事をきついと感じている方に向け書いています。

力仕事は頑張りでどうにかできない!

まずは、この記事で強くお伝えしたいことを書きます。

力仕事は頑張りでどうにかできない!

この一言に尽きます。

たとえば重いものを持たないといけないとして、「今日持つことのできないものを、明日には持てるようになっている」なんてことはないですよね。

頑張っても数日で力が一気に増すことはありません。時間をかけ、徐々に力をつけることはできても、すぐに状況が変わることはないです。

力仕事は明らかに向き不向きがあります。男性でも、力仕事が不向きな人はいます。自分の力では手に負えないほどの力仕事をしていたら、きつく感じるのは当然です。

力仕事がきつい・辛いと感じているあなた。特にその仕事が体に強い負担をかけている場合、誰に何と言われようが、自分の頑張りでどうにかできる問題ではないのです。

我慢せず、配置換えを訴えるなどの行動に移ることをおすすめします。

工場勤務での体験談

力仕事のはじまり

何年も前ですが、新卒で入社した会社で、僕は工場勤務の部署に配属されました。すべての仕事が力仕事ではありませんが、力・体力勝負のポジションが多数あります。

僕の担当の仕事には、合計何百キロもある製品原料を、ハンドリフトを使って移動させることが含まれていました。力のある人ならば、一人でできることではあります。

しかし、僕にとっては、ハンドリフトを使ったとしても相当な力が必要です。やってみましたが、僅かに動く程度。「あ、これは無理。」直観的に感じました。

僕の体系は170㎝ほどで体重は60キロ以下の痩せ型(むしろ痩せすぎ)です。
「なぜここに配置した」と人事・上司を恨みました。

近くにいた先輩が手伝ってくれ、ようやくできる仕事内容です。家に帰るころには両腕全体がひどい筋肉痛のようにジンジンと痛みました。

手首の違和感

一人でできないので、毎日近くにいる人に手伝ってもらいながら、何とかこなす日々。

口には出されませんが、「これくらい一人でやってよ。頑張れよ。」といった空気が感じられます。(本当に思われていたかはわかりませんが、いつまでも一人でできないとそういう感覚になってきました)客観的にみても力のある方が現場には多かったので、余計にできる方が一般的だったのかもしれません。

なんて言われても、出来ないものは出来ないんだ!!

毎日両腕が疲れ切っていた状態の中、これまでなかった手首の痛みを感じるようになりました。すぐに消えるかと思いきや、動かすたびに痛みました。

病院へ

耐えれないほどの痛みではないものの、これ以上ひどくなっては困ると病院に行きました。

診断は「TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷」。聞きなれないものではありますが、そこまで重症ではない様子でした。

TFCC(三角線維軟骨複合体)は手首の小指側の位置にあり、2つの骨(橈骨と尺骨)の間を結んでいる靭帯や腱、軟骨などの軟部組織によるネットワーク構造のことを言います。
TFCC損傷とは、TFCCが外傷や加齢、繰り返しの負担などでダメージを受けて痛みが出る病気です。転倒して手をついたりしたときや、手首を酷使する仕事などによって症状が出現し、手首の腫れ、可動域の制限などの症状があります。(以下略)

慢性痛治療の専門医による痛みと体のQ&A https://okuno-y-clinic.com/itami_qa/

しかし、病名があったことで僕は考えました。

仕事が原因で病院に行ったわけだし、堂々とサポーターつけて仕事してやろう。
それを見て、配置を変えてくれ。

配置換え

早速、僕が手首を痛めたと知った上司が配置換えをしてくれました。その点の対応は早かったのでありがたかったです。痛みを我慢しながら仕事を続けなかった自分。よくやった。

以前に比べたら力のいらないポジションに移ることができました。幸い一度の通院で済み、手首の痛みもなくなりました。

体に支障をきたす場合、我慢せず素直に訴えましょう。一度病院に行ったという事実があると、主張しやすいように思います。

力仕事がきついなら無理をしない

幸い、僕は「我慢する」という選択肢を選ばなかったこともあり、痛みは一時的、大ごとにもならずに済みました。昔から自分がそれほど力が強くない自覚はあったので、力仕事だけは頑張れないという想いが根底にしみついていたのかもしれません。

もし、「手首痛いけど、仕事できないこともないしちょっと我慢するか」と考えていたら、もっと治りにくくなっていた可能性もあると思います。

力仕事は頑張ったところで、すぐにできるようになる仕事ではないです。
今日できないものが、明日できるようにはなりません。
力仕事が出来ずにきついと感じているなら、
無理せず、仕事の配置換えを申し出てみるなどをおすすめします。

その力仕事を問題なくこなしている人がいるにも関わらず、あなたがその力仕事に苦しんでいるのなら、明らかに自分に向いていない仕事です。

仕事では、心だけでなく、体を大事にする方法も探してみてください。

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