・新人で何をしたらいいのかもよくわからない
・指導もなく、ただ仕事を丸投げされる(放置される)
・上司に質問してもあいまいにしか答えてもらえない
このような経験はありませんか?
僕自身、前職ではこのような悩みを抱えていました。
直属の上司が職場環境に与える影響は大きいです。運悪くこのような環境になってしまうと、仕事に行くことが嫌になってしまう恐れがあります。
それなりに社会人経験があれば、何かしらの行動はできるかもしれません。しかし、社会人経験も少なく、入社や異動して間もない人にとっては、何かしたくても、何をどうしていいかすらわからないこともないでしょうか?
本記事では、
・仕事を丸投げ、放置される辛さ
・仕事を丸投げしてくる上司の体験談
・仕事を丸投げされた際に考えられる対処法
をお伝えします。特に若手の新人に向けた内容です。
新人で仕事を丸投げされる・放置されるのは辛い
まだ仕事経験が浅い状態で放置されるのはとても辛いです。
仕事を与えられても、指導もなくただ丸投げ状態では、そもそも何をしたらいいのかもよくわからないのではないでしょうか?
放置する上司は、質問してもあいまいにしか答えてもらえないことだってあります。
ある程度の裁量があれば、場合によっては自力で何か行動できるかもしれません。しかし、そうでなけば勝手に動くとミスしたり怒られることが多いでしょう。仕事がまだよくわかってない状態では、成果を出すのも難しく、ミスも発生します。
上司は普段放置しておきながら、ミスに対してはしっかり怒ってくるのです。かといって、後でフィードバックがあるわけでもない。だからまたミスしてしまう。
どうすればいいんだよ、、って感じですよね。そんな環境に行くのは嫌になってしまいます。
①新人で何をしたらいいのかもよくわからない
②仕事が指示されることもあるけど、指導もなくただの丸投げ状態
③上司に質問しても、あいまいにしか答えてもらえない
どれも過去のある職場で経験しました。外からは労働環境が悪く見えにくく、実際に経験しないとわからない辛さがあります。
仕事を丸投げする上司:体験談
入社2年目、未経験の部署への異動をしました。自分含め4人しかいない部署でした。
・人や気分によってあからさまに態度が違う部長
→他部署兼任のため、1日の大半はいない。連絡もトラブルでない限り放置。
・指導もなく仕事を丸投げ、質問にあいまいにしか答えてくれない上司
→直属の上司
・明らかに寝てばかりの再雇用社員
→主に電話受付対応のため、僕の仕事内容について知らない。
部署内に頼れる人はいませんでした。大抵は直属の上司と仕事をするのですが、基本的に新人の僕を放置し自分の仕事を一人で進めていました。
一番辛く困ったのは、質問してもあいまいにしか答えてくれないことでした。
自分で考えさせるために、あえてすぐに答えない等ではなく、明らかに自分が責任を負いたくないために、あいまいな回答しかしないように見えるのです。
何か聞かないと、話すことすらなく、いざ質問しても、だいたい返答は以下のどれかでした。
・僕はよく知らないです
・部長が言ってたことなので、わかりません
・部長に聞いてみてください
質問しても回答は得られず、いつも似たような返答をされます。
例①:指示された仕事がはじめてで、やり方すらわからない状態での質問
今回の〇〇は△△のためでしょうか?
部長からやれと言われただけなので、わかりません
(部長から言われたことをそのまま僕に丸投げしただけ……?)
例②:進め方に困っている仕事に対しての質問
○○の部分がよく理解できていないのですが、△△ですか?
僕もよくわかってないですね。
××の経験などありますか? 参考に教えていただきたいです。
まあ僕もよく分かってないですし、僕のやり方が絶対じゃないですよ。
、、、、、。
(絶対じゃなくてもいいから、10年近く働いてる経験から、何かアドバイスくれてもいいのでは。こっちは初めてやるんだ)
なぜこのような対応になるかは、当時の僕には不明でした。(今でも不明ですが)
とにかく、新人育成の環境では皆無でした。よくよく聞けば、僕のポジションはかなり人が入れ替わっていたそうです、、、。
仕事を丸投げする上司:対処法
ストレスが溜まる一方でしたが、自分なりの対応法は考えていました。
はっきり回答を得られるように質問する
まず考えたことは、「いかにあいまいなことを言われないようにするか」でした。
”少しでもぼんやりとした聞き方をすれば、あいまいに返される” という考えに至った僕は、質問の仕方を変えました。「はっきり返答を得られるように質問する」ようにしたのです。
・選択肢を示して、どれかを選んでもらうよう質問する
・YESかNOなどの2択ではっきり答えてもらうよう質問する
例としてはこんな感じです。
パターンAとBを考えてみました。個人的には~と思っているのですが。
選択肢から回答が来れば、そのまま進めればいいです。もしわからないと言われても、
ではAで進めてみようと思いますが良いでしょうか。
とさらに聞き、YESかNOの返答を得るようにします。一回の質問であいまいなら、はっきりと回答がもらえるまで質問します。何か問題があったときに、独断で行動したわけではないと主張できるようにするためでもありました。
【例】
・○○で進めてもいでしょうか → YESかNO
・抜け漏れはありますか → 有か無
(あいまいだったら)現時点で特になしという認識で進めますね
→勝手に進めたわけでないことの念押し
・(さらに上の上司に確認してと言われたら)
○○さんにも報告、相談してある旨も一緒に伝えておきます。
このような形で、一人で勝手に進めてるわけではない形にもっていきたいです。
丸投げされていても、質問を通して、上司の確認の上で進めているという状況をできる限り作りだします。
転職する
質問の仕方は日ごろの対策ですが、元の環境が変わるわけではありません。最終的には環境そのものを変えてしまった方が自分のためになります。時間的にも最も早く解決できる道だと感じます。
実際に僕も、「このままここにいてもダメだ」と考え転職しました。他にも転職する理由はありましたが、職場の人間関係は大きな理由となっています。
もし、転職を視野に入れてみようという方は、ぜひ転職記事をご覧になってください。
身についた考え方
この記事では相手が上司でしたが、そうでなくとも、あいまいな質問の仕方は避けるべきという考えが身につきました。誰かに質問するときは、内容が明確な質問をできているか気にするようになりました。
おそらく誰が相手でも、ぼんやりとした聞き方ではぼんやりしたものが返ってきます。当時は、上司への対応として考えていましたが、今ではどこでもこの考えは必要だと思うようになりました。
気づくのが遅かっただけで、社会人として当たり前のことなのかもしれません。
質問がぼんやりしていると
・この人は何を聞きたいんだろう
・この人は自分でも考えているのかな
と思われるかもしれません。新人だと、とにかくすぐ質問したり、相手に決めてもらうような質問の仕方をしがちだと思います。しかし今では、まず自分の考えを持った上で、質問しに行くことが必要だと感じるようになれました。
上司からのストレスから生まれた発想でしたが、仕事をする上で必要と思える考え方でした。
上司との関係の悩みは、外からだと分かりにくいことも多く、自分一人でストレスを抱え込みやすいように感じます。少しでも自分の身は自分で守れるようにしたいですね。
同じような悩みをもつ方にとって、参考になる部分が少しでもがあれば幸いです。
コメント